紅白出場の
寺尾聡さんの楽曲は 『ルビーの指輪』でした。
ほんとうに小さい頃
両親は 夜あまり帰らない家だったので
ひとりで お風呂の用意をしたり
ごはんを炊いたりして
留守番をしていました。
父が景品で貰ってきた AMラジオと留守番していました。
初めて熱心にきいた番組は
『寺尾聡の白い日記』
という 15分(多分)番組でした。
寺尾聡さんが どういう人かは全く知らない
とても小さな子どもだったのですが
寺尾さんのこえと 楽曲が とてもききたくて
ラジオを一生懸命 チューニングしました。
『二人の風船』
『ママに内緒の子守唄』
『イフ』
という作品の名前は覚えています。
夕焼けの坂道を上りつめると
そこには 温かな家が待っていて
そういうしあわせは かけがえのないものなんだよ。
というようなイメージで
その深夜放送の事を思い出してきました。
寺尾聡さんの 『ルビーの指輪』は大流行したのは知っていましたが
そして その後 大御所 宇野重吉さんの息子さんだとも知りましたが
記憶にしっかり刻まれた寺尾聡は
訥々と原稿を読む様でありながら
なぜか 再びチューニングしたくなる
そういう寺尾聡さんです。黙ったときの
時間が永くて いつも哀しげなのにほんとは温かな
寺尾聡さん。
朝ドラ『こころ』で 玉木くんの師匠をされた役柄のような。
多分ラジオの頃は
今の昭仁さんぐらいの御歳だった
寺尾聡さんです。
今朝9時頃 on ROAD88.