大阪では雪はまだ 降りそうにない。
それでも今日のそらをみていると
ビル街の雪を思い出しました。
小さな黒い粒が
高い高いビルの未だその上から
すきまなく速やかに墜ちていて
背の高さまでくれば それは
おおきな ふわふわの 雪のひとひらで。
ビル風に追われて
狭い通りを集団で疾走してゆく
ビル風に あおられて
方向転換したら頬をなで上げ 宇宙へ戻ってゆく。
あるとき
ふわふわの雪のひとひらは
誰かの前で完全に動きを止めるのだ。
狭い通りの ずっ と向こうまで
誰もいないビルの狭間に
ふわふわの雪が あらゆる高さに
しずかに留まるときがある。哀しみが一瞬だけ
透けて見える。
ふわふわの雪のひとひらは
駆け抜けてゆき
舞い上がり宇宙へ戻ってゆき
ひとは ひとりで佇むまでだ。
今朝8時過ぎJR瀬戸大橋線の車窓より。そっちへ行けばZepp だ。船よ。。。