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6月の雪 或は シスター by ポルノグラフィティ
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晩春から 梅雨入りころまで
島には いろいろな種類の
柑橘の花が咲いた。
温州みかん
ネーブルオレンジ
ぽんかん 仏手柑橘
はっさく。
山は そのまま海へ終わる。
その斜面が 満開の花で
淡く白くぼやけてゆく。
子供が 農作業道をのぼると
足元は一面
雪 でした。
淡いけれど呼吸が重くなるくらい濃厚に
花の香りが沈んでいて。
程よく枝が伸びた斜面は
秘密の部屋になる。
枝の隙間に 直ぐ下の海がきらきら光っていました。
さらさらで
うすいクリィム色の 小さな花が
五弁の可憐な花の姿のまま
風溜まりに吹きよせられていた。
シスターのPVでは
小さく白い五弁の花が
水面に浮かぶ。
こどものころ
眼下の海に向かって
両手一杯の花を掬い投げたけれど
大抵は海に届く事なく
風に吹き上げられ
戻され
崖に 打ち付けられた。
或は 空に舞い上がって
何処かへ飛んで行った。
八朔。
by ssimaa
| 2007-05-12 15:30
| 音楽
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