パートになってみました。
勿論 遠くはなれて住んでいるので
想像上での事です。
朝早く 責任者さんが通用門を開けてくれて
制服に着替えると
トイレの掃除へ行きました。
その日は 何千人もの方が使われます。
遠い所から ギリギリに到着
そして
このアリーナから 真っすぐ帰路につく方もあるかも知れません。
そんな方にとっては
この街は このアリーナ です。
いつもの様に掃除を終えると
臨時のパートさんと 座席の用意もします。
指示された通りに 数を並べればいいだけなのですが
沢山あるので 少しずれるだけでも 列はだんだん歪曲して。
何度も何度も 真横から 真ん前から 確認しては並べ替えます。
傷んでいる椅子は無いかな?
そして とうとう
清々しい程に整列した
観客数に余る 椅子 椅子 いす。。
一日目は 雨。
雨のおとが 光の乱れになって
アリーナにしのびこんでいたのに
二日目は 陽ざしが差し込む。
2日間
ほんとに 美しく清々しく並べたね
な ひざし。
明日にはこの仕事は無いのだ。
それから 一枚ずつ 番号札を貼ってゆく。
一枚もずれない様に。
楽屋のほうは はわからない。
ライヴにも 参加しない。
でも
そうじにきて 椅子を並べました。
昨日が大成功でよかった。
今日も いい一日であります様に。。
フラッディくん
彼女も 彼も その日 スタッフなのですね。
その時 その椅子を並べたのは
ポルノチームの一員だ。
この椅子の美しい列
並べた方達のこと 想像してみました。
すごくすごい嬉しかったの。
そういう風に思うと。
勿論 実際に並べた人のコトは知らない。
そういう ハケンの仕事したことも ないけれど。
椅子が誇らしげで
とても嬉しそうに お客さんを待ってる様な気がしたの。
ありがとう フラッディくん。
駐車場の隅っこ にて。すみれ