大人の女は 新しい命に出会って
愛さずにはいられない
曇りない瞳には 何のためらいも無く
この自分を全てを映し出し 微笑んでくれているのだ
この無垢な命の全てを
見つめていたいと思う
彼女がやがて
私から遠くなり
新しい出会いに夢中になる時も
その世界の広がりを祝福したい
一人で悲しみに耐えるときも
それに気付いて見つめていたい
もしかしたらその命は
大切な友と大切な友の間に 生まれたのかもしれない
特別にかけがえのない 新しい命
どんな時もこれから
誰も気付かない様に
無償のこの気持ちで
見つめていたい その人生を
貴方の瞳が 私を捉える事が稀になったとしても
それを祝福出来る こころから
けれど
未来の何時かその時からは
永遠に
貴方の瞳は 私を映さなくなる
私は 人生を終えるまで
貴方を見つめて幸せに生きて行こうとしているけれど
晴一さんの髪型は あの人の最後の日に似ていた
あの人の愛用のギターと似ていた
二人は いくらいがみ合っていても
心の底で信じあう無二の仲でありつづけ
あの人が 殆ど捨てた子供は 彼をこの世で最も信頼していた。
aikoと ふたりの 大阪時代以来の信頼関係も重なって
そして 昔の彼らの伝説も思い出されて
人生の先にある哀しさと
それによっても なお穏やかに保たれ続ける
絆が有るという事を
思っていた。