松永さんのドラムは ほんとに不思議だ。
あせらされる。じらされる。
それなのに 粛々と
楽曲は進行する。
あせらされる。 じらされる。
追いつめられる。絞めあげられてから ぱぁっと
その両腕の力を解かれる。
ポンプさんのは ちがう。いっしょに謳う。 少し前を行きながら
こちらを振り返って ほほえんだり 頷いたりする。
松永さんは 微笑まない。何考えてるのか ちっとも 教えてくれない。。
そして きいてると
あせらされる。 じらされる。。置いてゆかれることは決してないのに
絶対 追いつけない。視線を 合わせてはくれない。
それなのに すべてを把握されている。