職場の給湯室から ひょこっと顔をのぞかせて
(ないしょ)
と 指でジェスチャしながら
もう片方の手で ひらひら手招きして よびとめてくださり
ちょうど ヒィやりここちよい硝子の器を
手に乗せてくださいました。
今年は風がつよくて たくさん若い実が落ちたのだそうです
かおりが鮮烈で あまさが きりり として。
せすじが伸びるさわやかさでした。
ご馳走さまでした。
品種は”はなよめ”。
と
ないしょのお話のようにして
教えてくださいました。
花嫁は
そのひとが住む街へと 夜汽車にとびのった
そんな唄が あったなぁ。
花嫁のうた
かぁ。。